テストセンターの概要
テストセンターは応募者が直接志望先の企業に足を運んで受検するのではなく、リクルート・マネジメントソリューションズ社によって用意された最寄りの受検会場(※1)まで足を運びます。そこでパソコンを用いたIRT方式(※2)と呼ばれる形式を用いたテストが行われます。このテストには慣れておかないと対処しづらい特徴がありますが、それについては次章テストセンター対策で触れたいと思います。
企業の選考を受けることが決定して以降の流れは以下のようになります。
受検までの流れ
- 受検に関する案内が届いたら、受検を申し込んでIDを取得する(2度目以降は不要)。
- IDを取得したら、日時・会場を指定して受検の予約をする。
- テストセンターへ行き、本人確認(身分証明書などの確認)を受けた上で受検する。
- 合否通知が届く。
受検当日の流れ(会場により違いがあります)
- 来場したら受付を行い、受検開始時刻まで待機する。
- 受検用の部屋に入室する。その際に受検に必要な書類と、筆記用具以外は持ち込めない。
- 入室したら指定のブースに着席し、指示に従って受検を開始する。
- 受検を終了したら退室する。
試験時間は非言語(算数・数学)・と言語(国語)で合わせて約40分(IRT方式のため受検者によって差が生じます)、性格適性検査が約20分、合計約60分の試験となります。
※1 2009年採用では以下のような地域に会場が設けられています(臨時会場含む)。
札幌、仙台、東京(竹橋、お茶の水、品川、高田馬場)、横浜、名古屋、金沢、京都、大阪(新大阪、梅田、中津)、神戸、広島、高松、福岡
※2 IRT方式
1問解いた段階で「正解の人は問題Aへ」、「不正解の人は問題Bへ」という形で1問ごとの正誤で、次に出題される問題が変わります(視力検査のイメージでしょうか)。このように、事実上1人ずつ異なる問題が出題されることになるため、従来の冊子形式の試験とは異なり、まったく同じ問題ばかりが出題されるということが無くなります(冊子形式ですと、「前にX社で受けた試験と全部同じだ!」ということがあります)。
なお、学生へのヒアリングの感触からすると、極端に難易度の高い問題が出題されている気配はありません。出題内容のレベルについては、今まで通りと考えてよいので、基本的な問題を解いて練習することで十分に対応は可能でしょう。