テストセンターの対策
それでは、今までの採用試験同様、基礎学力があれば、能力検査が楽に通過できるかというと、そううまくいかないのがテストセンターの特色です。この検査は独特のクセがあり、それを知っているだけでなく、慣れていないとなかなか対応できないのが現状です。そのクセとは主に以下のようなものが挙げられます。
- 次の問題に進んでしまうと戻れない
- タブをクリックしないと小問2以降が出てこない(他の小問に気づかず次の問題に進むと戻れない)
- 1問ごとの制限時間だけでなく、さらに全体を通しての制限時間も存在している。
このように今までにあまり経験のしたことのない独特なスタイルである以上、十分な準備をすることが望まれます。先程も触れたように採用時期の早い企業が第一志望である学生さんが、いきなりこの試験を受けた結果、残念な結果となりました。かなりの学力を持っている学生さんからですら「あの試験、プレッシャーかかるし、結構厳しいですね」と口にしていたのも印象的でした。
このような形式面での慣れが点数に影響する試験ですので、適切な準備を行っておけば、他の受験者に対して優位であるともいえます。市販本を購入して勉強をするにしても、何も知らずにただ勉強をしているのと、制限時間という課題を意識して勉強するのとでは大きな違いです。また、直接学生さんから耳にした「本番より前に、試験形式に慣れておきたいんですが、どうすればよいですか?」や「日ごろの勉強の成果を試してみたいんですが、何かいい方法はありますか?」という声、採用試験を前にした多くの学生さんが思っていることかと思います。その声に対する一つの解として、私どもの模試がその一助になれば幸いです。
採用試験そのものを確実にクリアしましょう。そして、何よりも大切な「面接」でみなさんが自分自身の力を目一杯発揮し、みなさんがステキな社会人生活のスタートラインに立つことを切に願っています。